小祝さくら首位浮上!憧れ比嘉と勝負へ バーディー量産「パットのタッチ合ってきた」

 「女子ゴルフ・ゴルフ5レディス・第2日」(5日、ゴルフ5カントリーみずなみC=パー72)

 3打差の4位から出た小祝さくら(22)=ニトリ=と、5打差の27位から出た比嘉真美子(26)=TOYO TIRE=がともにこの日のベストスコアの65をマークして抜け出した。小祝が通算11アンダーで首位に立ち、比嘉が2打差の2位で最終日を迎える。一時は同じコーチに師事したショットメーカーの2人。最終組での激しい攻防に期待だ。19歳の笹生優花は首位と9打差の47位となり、3戦連続Vは厳しい状況になった。

 2つの悔しい思い出を胸に、小祝が首位に躍り出た。2つスコアを伸ばして迎えた12番。8メートルのバーディーパットを沈めてから勢いに乗った。「パットのタッチが合ってきた」。13番は2メートル、14番では6メートルを流し込み3連続バーディー。16、17番も続けてスコアを伸ばし、後半だけで6バーディーを量産した。

 地元の北海道で開催され、ホステスプロとして臨んだ前週のニトリ・レディースは笹生に競り負けた。パットの差が明暗を分けたが、この日は「ショットがよくなってきたら、パットもよくなった」と不安が消え、明るい笑顔が戻ってきた。

 18年大会ではプレーオフで申ジエ(韓国)に敗れている。この間に成長したと胸を張れるのは、マネジメント力とアイアンの精度だ。2年前、単独首位だった最終日の17番で、左足下がりからのショットがグリーン奥にこぼれていった痛恨の一打を今も覚えている。「その反省を生かしてやっている」と、この日は残り134ヤード、ラフからの第2打を8番アイアンできっちりピンそば1メートルに運んだ。

 最終日に最終組を回る比嘉とは、辻村明志コーチのもとで1年余り一緒に腕を磨いたことがある。「振るスピード、ポテンシャルが違う。あこがれて見ていた」という比嘉と初めて回る喜びと、どんな形でもツアー2勝目を挙げたい欲が入り交じる。「マネジメントと集中力を切らさないようにプレーしたい」。自身のゴルフに徹すると言い聞かせて18ホールを回る。

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