石川遼「楽しみ」5年ぶりメジャーは90位発進も手応え 苦手な距離寄せ練習に成果

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第1日」(6日、TPCハーディングパーク=パー70)

 今季唯一のメジャー戦が開幕し、5年ぶりのメジャーとなった石川遼(28)=CASIO=は2バーディー、4ボギーの72、2オーバーで90位発進となった。8年連続出場の松山英樹(28)=LEXUS=は2バーディー、2ボギーの70、首位とは5打差のイーブンで48位。歴代優勝者のジェーソン・デー(オーストラリア)ら2人が5アンダーでトップに並んだ。3連覇を目指すブルックス・ケプカ(同)は1打差の3位、タイガー・ウッズ(同)は2アンダーで20位につけた。

 5年ぶりのメジャー挑戦は苦しい出足となった。大舞台は2015年6月の全米オープン以来となった石川は、90位発進。先行したボギーを取り返すとすぐにまた崩す展開に、「もったいない」と何度も繰り返した。

 5番パー4で左右のラフを渡り歩き最初のボギー。6番で12メートルの長いパットを決めて取り返したが、7、8番はバンカーから寄せられなかった。「ギャラリーはいないけれど、めちゃくちゃ緊張した。久しぶりのメジャー戦、5カ月ぶりの試合ということで、前半はばたばたしてしまった」と反省した。

 手応えを感じたホールに挙げたのは9番パー4。30ヤードの寄せを1・5メートルにつけた。「自分では苦手な距離。日本でも米国でも、この距離のアプローチが残ることはあまりない。今大会はこの距離で打つことが多いと思ったので練習を重点的にやっていた」。このパーセーブが10番のバーディーにつながった。

 13年から5年間、米ツアーに本格参戦したが未勝利。日本復帰後も好結果が出なかったが、19年は3勝して復活した。日本ツアーのエースとして臨む今回。「気持ち的にも結構燃えているものがあったかもしれない。予選通過もかかっているけれど、自分がしっかりやるべきことに集中してやっていきたい。ショットは後半の上がりがよかったので、明日は楽しみ」と話した。

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