渡辺彩香が涙の復活V「フェードをもっと極めて」予選落ち率77%の低迷から脱出

 「女子ゴルフ・アース・モンダミンカップ・最終日」(29日、カメリアヒルズCC=パー72)

 渡辺彩香(26)=大東建託=が鈴木愛(26)=セールスフォース=とのプレーオフの1ホール目で制し、2015年の「樋口久子Pontaレディス」以来となる4年8カ月ぶり(5季ぶり)の復活優勝を果たした。通算4勝目。

 雨で1日順延された最終日で4打伸ばすチャージを見せた。通算11アンダーで持ち込んだ昨年の賞金女王・鈴木とのプレーオフ。相手が先にパーで終え、下りの4メートル、スライスラインのウイニングパットに思いを乗せた。「入れる、とかそういう気持ちよりかは、『自分の好きなラインだな』という感じで打ちました」。勝利の瞬間はうれしさと同時に、「応援に応えられる」と安どした。優勝インタビューではこぼれそうになる涙を何度もぬぐっていた。

 2015年に2勝を挙げ、日本人最上位の賞金ランク6位につけた。しかし、16年からは勝利なしで12位、17年は36位と成績は下り坂に。18年は55位。19年には出場した30試合のうち23試合で予選落ち、約77%で決勝ラウンドに進めないという屈辱を味わった。賞金ランクは115位にまで落ちた。

 「もう勝てないんじゃないかと思う時期も正直、あったので」

 そう低迷を振り返った渡辺。もともとフェード(左に打ち出して、右に曲げて目標地点を目指す球筋)をかけたドライバーを持ち味にしていたが、目指していたリオ五輪の代表入りを目前で逃して、「もっとこうしたい、ああしたい」と追い求めすぎたことで自分を見失った。ストレートの球筋を目指すなどしているうちに深みにはまった。

 ホステス大会でも結果を出せず「自分でもふがいないし、プロとして所属させて頂いている大会で、こんなプレーでプロとして失格だなという気持ちになりました」。フェードボール一本でもいい、と吹っ切れたのは去年の夏頃だといい、「フェードをもっと極めてもう一段レベルを上げられるように」と腹を決めた。このオフには“左に出して右に曲げる”球筋を体に覚え込ませたという。

 好きなドライバーを生かして、最高の結果を残した。「優勝できなくてもすごく楽しかったと、今週は終われたと思いますが、それに優勝がついてきてくれたので、最高の気持ちです」。どん底からはい上がっての優勝をかみしめた。

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