田中瑞希、逃げ切りへ単独首位キープ 強心臓だ!初の単独首位も「普通に」
「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・第3日」(27日、カメリアヒルズCC=パー72)
通算3アンダー、15位からスタートしたプロデビュー戦の西郷真央(18)=大東建託=がこの日は5バーディー、ノーボギーの67で回り通算8アンダー、3打差の2位に浮上した。古江彩佳(20)=フリー=も6バーディー、ノーボギーで同スコアの2位にジャンプアップ。田中瑞希(21)=フリー=はこの日70、通算11アンダーで単独首位を守った。
実は、相当な胆力の持ち主のようだ。前日、生まれて初めての単独首位となった田中。しかし昨夜からこの日にかけても「普通に寝ました」。コースにでても「普通にスタートしていけました」と、緊張もなく、プレーに集中できた。
出だしパー5でバーディー。そこから「なかなかチャンスにつかなかった」と、スコアを伸ばせず、11番では20メートルから3パットのボギーとなった。
それでもじっとチャンスを待ち続け14、16番で伸ばして首位を守った。最終日は古江、西郷というフレッシュな最終組となる。さらに1組前は鈴木、酒井とこの大会優勝経験者がいる。田中は「自分らしく、楽しく」と、集中することを優先させる。
その上で、すでに9人が優勝を果たしている黄金世代の1人として「早く追いつけるように」と、逃げ切りをもくろんだ。