ゴルフ女子ツアー開幕戦は無観客で開催 前夜祭、プロアマ戦は中止

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と大会主催者は19日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、3月5日から始まる女子ゴルフの国内開幕戦「ダイキン・オーキッド・レディース」(沖縄・琉球GC)を大会4日間ともに無観客で開催することを発表した。3月の東京マラソンが一般ランナー抜きでの実施が決まるなど感染拡大に伴い、スポーツ界に影響が広がっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、女子ツアー開幕戦は無観客での開催となった。昨季賞金女王の鈴木愛(25)=セールスフォース=や渋野日向子(21)=サントリー=らトップ選手が出場を予定。地元沖縄出身の比嘉真美子(26)=TOYO TIRES=が優勝した昨季は4日間計1万4000人超が観戦に訪れた。女子ツアーでは昨年10月のスタンレー・レディース(静岡県・東名CC)が台風19号の接近により一部を無観客で行ったが、大会全てで観客を入れないのは極めて異例だ。

 主催者は「2020年は東京オリンピックを控えたシーズンでもあり、できる限りの対策を講じ開催を模索してきたが、ギャラリー、選手、ボランティアの安全確保の観点から」と理由を説明。3日の前夜祭、4日のプロアマ戦は中止とした。

 米女子プロゴルフ協会はすでに2~3月に開催予定だったアジアシリーズ全3試合(ホンダLPGA=タイ、HSBC女子世界選手権=シンガポール、ブルーベイLPGA=中国)の中止を決めている。タイ、シンガポール開催の2試合に出場を予定していた渋野は「楽しみしていた大会が中止になりとても残念。新型コロナウイルスの影響の拡大が一刻も早く終息することを祈っております」とコメントしていた。

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