新垣比菜「たくさん優勝争いしたい」 “沖縄美女”が飛距離アップで2勝目Vつかむ

 ドレスアップし、笑顔でスイングする新垣比奈(撮影・山口登)
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 スラリとしたスタイルに愛くるしい笑顔が人気の新垣比菜(21)=ダイキン工業=が今季の大ブレークを誓っている。黄金世代の中では2018年のサイバーエージェントレディースで勝みなみ、畑岡奈紗に次ぐ3番目で優勝を達成。昨季は未勝利に終わったが、オフのトレーニングで飛距離アップに成功。ホステスプロとして臨む開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3月5~8日、琉球GC)からトップギアでぶっ飛ばす。

 ◇ ◇

 -昨季は目標だった2勝目ならず。どんな1年だったか。

 「前半はすごくいい感じだったんです。ダイキンで2位になれたし…。でも、シーズン途中からショットもパットもあまりよくなくなって、最後まで持ち直せませんでした。そこは悔しいですね」

 -昨季の自己採点は何点?

 「それでも60点から70点ですかね。1年間やり通せたので」

 -そこを踏まえて今季の目標は。

 「やっぱり2勝目です。1年間安定したゴルフをして、賞金ランクトップ10を目指せるように頑張りたい。そして、いつかは賞金女王を目指せるくらいの選手になりたいです」

 -そのためにはこのオフが大事。どんな形で練習をしているか。

 「基本的には海外合宿はせずに地元の沖縄でやっています。トレーニングをしたり、ダイキンの会場の琉球(GC)をラウンドしたりしていますね」

 -課題として取り組んでいるものは。

 「飛距離アップです。去年は後半戦からショットが全体に当たっている感じがなかった。当たっていないだけじゃなくて、アイアンも含めて球の落ち方も悪かったし、方向性もよくなかった。ドライバーだとチーピンも出るし右プッシュもありました」

 -具体的にどんな練習をしているのか。

 「トレーナーさんについてフィジカルを鍛えています。特に体幹を鍛えるプログラムと瞬発系を中心にやっています。あと地味ですけど、素振りは欠かしません」

 -ラウンド練習を例年より多めにするとか?

 「そうですね。今月から割と多くやっています。沖縄のコースでは喜瀬(CC)が好きですね。フェアウエーが広々としているので」

 -黄金世代の中心選手だが、同期の活躍は刺激になっているか。

 「はい。去年はみんなが次々と優勝していくのに、私は優勝がなかったのが悔しかった。前半の感じだといけるかなと思ったんですけど、優勝争いもなかったので、今年はたくさん優勝争いがしたいですね」

 -昨季はやはり黄金世代の渋野日向子プロが大活躍。どう受けとめているのか。

 「全英女子オープンで優勝した時は、えっ、まさか、すごいなって感じだったんですけど、全英のあとも実力通り結果を出していたので、本当にすごいなと思いました。刺激というか、自分も頑張らないとなという気持ちは湧いてきました」

 -将来海外に進出する気持ちはあるか。

 「海外はないかもしれませんね。私はまずは日本で賞金女王になれるように頑張ります」

 -故郷沖縄の大スター宮里藍さんが活躍しているのを見てゴルフを始めた。

 「8歳くらいの時に藍さんがメチャメチャ活躍されていて、藍さんにあこがれてプロになりたいと思いました。初めて藍さんと話した時は、私に気を使ってくれたのか、沖縄っぽい言葉で話してくれてうれしかったのを覚えています。永遠の目標選手ですね」

 -渋野プロはプレー中に駄菓子を食べていますが、新垣プロは何を食べて栄養補給をしているのか。

 「ラウンド中はおにぎりとか栄養補給ゼリーとかです。好きなものはチョコとかクッキーとかの甘いもの。それにお肉もよく食べますね」

 -ギャラリーに一番見てもらいたい部分は。

 「同じ組の飛ばす選手がすごい球を打つと、ギャラリーさんから『オー』という歓声が上がる。私もそういう球を打てたらいいなと思っています」

 -もう間もなく開幕戦。目標、抱負を。

 「ダイキンには中学生の時から出させてもらって、いつかプロになって優勝できたらいいなと思っていた。沖縄独特の指笛が鳴ると元気が出ます。今は所属プロとしてお世話になっていますし、頑張って今年こそ優勝したいです」

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