松山英樹が巻き返し5位 優勝ならずも復活の予感「すごく楽しみ」
「米男子ゴルフ・ジェネシス・オープン・最終日」(16日、パシフィックパリセーズ・リビエラCC=パー71)
11位から5バーディー、3ボギーの69と伸ばした松山英樹(27)=LEXUS=は通算8アンダーで5位に入った。首位タイから70をマークした39歳のアダム・スコット(オーストラリア)が通算11アンダーで4シーズンぶりのツアー通算14勝目。賞金167万4千ドル(約1億8400万円)を獲得した。
優勝はならなかったが、表情には充実感が漂っていた。カットラインぎりぎりの57位で予選を通過した松山は、大きく巻き返して5位フィニッシュ。「優勝を争えるところまで戻ってきたのは、すごくよかった。やっぱり予選を通らないと、こういうゴルフもできない」。そう話す声にも張りが戻ってきた。
1番パー5でバーディー発進。前日の猛チャージ再現かと思わせたが、最終日は難しいピン位置が多く、カップに届かないパットが多かった。終盤のパー3、14、16番のボギーも痛かった。
トップ5以内は今季3度目。「ショットはある程度、こうなんじゃないかなってのが見つかった。これを続けて、どうなるかってのはすごく楽しみ」。今大会は、強かった松山の復活を予感させる4日間になった。