諸見里しのぶ 予選会出場せず 一線退く意向 今後は「コースセッティング学びたい」

 「女子ゴルフ・エリエールレディース」(21日開幕、エリエールGC=パー72)

 開幕を前日に控えた20日、佐伯美貴(35)=大和ハウス工業、一ノ瀬優希(31)=ミロク情報サービス、諸見里しのぶ(33)=ダイキン工業=が、今月末の予選会(QT)出場を見送り、一線を退くことを表明した。

 前週終了時点で佐伯は賞金ランク69位、一ノ瀬は同80位、諸見里は獲得賞金なし(160位相当)と、いずれも今大会での優勝以外、来季のシード権獲得がない状況にあった。

 佐伯は「QTを受けないというのは、プロになったときから決めていた」と話し、今後は後進の育成を行いつつ、推薦があった試合に出場する、というプランを描く。

 また一ノ瀬は2月の左肩の骨折が響いており「ちゃんと準備するのが私のスタイル。その準備する気力も体もない状況では」と、“セミリタイア”の理由に故障を挙げた。今後は「やりたくなったとき、推薦をいただければ」と話した。

 諸見里は「コースが年々難しくなるのに、若くて魅力があっていいスコアを出す技術を持ってる子が増えてきた。私の魅力はなんだろう、と考えた」と、ファンへの訴求力において、“潮時”と捉えたという。

 今後については「所属先ですし、地元だし。推薦していただけるなら」と来年の開幕戦に予定されるダイキンオーキッドレディースの出場には、意欲を示したが、新たな挑戦として「LPGAでコースセッティングのスタッフに入れていただいて、学びたい」と側面からトーナメントを支える勉強を始める予定だ。

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