渋野日向子 21年米ツアー挑戦 来季後半の予選会に意欲「いろんなことを覚悟」

 「女子ゴルフ・伊藤園レディース」(15日開幕、グレートアイランドC=パー72)

 女子ゴルフの渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が14日、来季後半に実施される米ツアーの予選会に挑戦し、2021年からの本格参戦を目指す意向を明らかにした。15日の21歳の誕生日を前に「来年、米ツアーQスクール受験、します。そのつもりでいます」と明言した。

 渋野は8月のAIG全英女子オープンで優勝。メジャー優勝の資格で、米東海岸時間18日午後5時(日本時間19日午前6時)までにメンバー登録を申請すれば、来季米ツアーのシード権を得られる。ただ、以前から「それは100%しません」と明言してきた。

 あえて予選会へ挑む理由は「まだ戦える自分じゃない」から。米ツアー本格参戦にはゴルフの技術に加えて、さまざまな環境への適応力、広い米国内や世界を行き来し4日間大会をこなす体力が必要。語学力も不可欠だ。

 それらを踏まえ「21歳の1年間は、いろんなことを覚悟していく年になると思う。世界に羽ばたけるような準備をしていく1年にしたい」。来季は出場可能なメジャー5大会を中心に、いくつかの米ツアーに挑戦する計画で「出られる試合で優勝して、予選会に行かなくてもよくなるのが一番」と語った。

 まずは15日開幕の伊藤園レディースで、国内ツアー史上最年少での賞金女王につながる今季4勝目を目指す。

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