渋野日向子2打差9位タイ発進も“最後が”不満「耐えたのが台無しですね」

1番、ティーショットを打つ渋野日向子=瀬田GC・北コース(撮影・山口登)
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 「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(8日、瀬田GC北C=パー72)

 渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は6バーディー、3ボギーの3アンダー69で回り、首位に2打差の9位タイにつけた。

 不満が残るフィニッシュだった。最終18番、渋野は手前から1メートルのパーパットをカップの右へ外してボギー。「最後が情けない。イライラしかないです。自分でもなんでか分からない。そこまで耐えたのが台無しですね」と口をとがらせた。

 17番までは好調なショットを武器にスコアを作った。1番パー5は第3打を1メートルにつけてバーディー発進。6、7番でも順調にスコアを伸ばし、9番はグリーン手前10ヤードからチップインバーディーを決めた。

 後半インは耐えた。16番パー3は第1打を砲台グリーンの奥へ外したが、このピンチで猛練習を積んできたロブショットを披露。ピンまで15ヤードの第2打をフワリと上げて手前3メートルにつけ、貴重なパーをセーブした。17番は上から5メートルをボールの勢いをうまく殺してバーディー。「16番はいいパーが取れた。最後以外は本当によく耐えたと思う」と苦笑いで振り返った。

 とはいえ、首位に2打差の9位は十分に逆転優勝を狙える位置。「今日はもう少し気持ちよく終わりたかったけど、この悔しさを明日以降にぶつけたい」。残り2日、メジャーチャンピオンの底力を見せる。

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