稲見、自己新63 初首位発進もあっけらかん「緊張とか特別な感情ない」

 「女子ゴルフ・富士通レディース・第1日」(18日、東急セブンハンドレッドクラブ=パー72)

 7月にツアー初勝利を挙げた稲見萌寧(20)=都築電気=が9バーディー、ボギーなしの63で首位に立ち、三ケ島かなが2打差で続いた。臼井麗香、ささきしょうこ、高橋彩華、山路晶、ペ・ヒギョン(韓国)、アマチュアの古江彩佳が67で3位に並んだ。上田桃子は68で9位、昨年優勝の成田美寿々、比嘉真美子は70で21位。渋野日向子は出場していない。

 稲見にとって63はツアーでの自己ベストで、首位発進も初めてだ。会心の1日にも「ショットはいつも通り。緊張とか特別な感情はない」とあっけらかんと話した。

 今季のパーオン率とサンドセーブ率で1位の数字を残す。アイアンショットが切れ、9バーディーのうち三つをパー3で奪った。バンカーに入れても、1パットでしのぐ粘りを見せた。

 畑岡、渋野ら「黄金世代」の一つ年下で、昨夏プロテストに合格。練習の虫として知られる。2週前の日本女子オープン選手権を胃腸炎で棄権した後、38度超の熱が続いても練習を欠かさず、前週は6位に食い込んだ。

 この日、昨年12月から指導を受ける奥嶋誠昭コーチが初めてバッグを担いだ。だがプレー中に特にアドバイスはなかったそうで、成長株は「自分で修正能力を高める」のが課題と話した。何かを変える必要のないラウンドでもあった。

 7月の初優勝後の戦績を「ぬるい」と反省し「闘争心」をテーマに掲げる。目標は2勝目かと問われて「毎週優勝」と答えた。

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