星野陸也、難コースなんの2位発進 コースマネジメント奏功で4連続バーディーも

 「男子ゴルフ・日本オープン・第1日」(17日、古賀GC=パー71)

 ツアー2勝の若武者、星野陸也(23)=フリー=が3番からの4連続を含む5バーディー、3ボギーの2アンダー69を出して2位につけた。ブレンダン・ジョーンズ(豪州)が3アンダー68で首位発進。池田勇太、比嘉一貴、藤本佳則、岩田寛が1アンダー70で3位に並んだ。石川遼、アダム・スコット(豪州)は5オーバー76と崩れて72位と出遅れた。

 1人だけ別のコースでプレーしているかのようだった。星野は3番パー5の第2打を5番アイアン(I)で打って2オン成功。難なくバーディーを先行させると、4、5番は一転ティーショットを3I、3番ウッド(W)で刻んでバーディー。6番は奥から5メートルを沈めて4ホール連続でスコアを伸ばした。

 186センチの長身を生かし、前週までのドライビングディスタンスは303・77ヤードで堂々の7位。元来飛ばし屋だが、難コースの古賀GCに対応するため、勇気を持って刻むホールも作るマネジメントを選択。それが奏功しての2位発進で「今日はマネジメントがうまくいった。途中から雨も降ってグリーンにボールが止まりやすくなったので、距離を稼ぐよりフェアウエーから打つことを優先した」と振り返った。

 使用球を今週から以前使用していた「スリクソンZ-STAR XV」に戻したことも好スコアにつながった。「先週までよりも打感が合っているし、操作性がよくなった感じ」と難しいセッティングに対応したボールに感謝した。昨年フジサンケイで初優勝し、今季は6月のダンロップ・スリクソンで2勝目をマーク。メジャーは未勝利で「日本オープンのタイトルはやっぱり欲しいですね」。ゴルファー日本一を見据えた。

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