大里桃子メジャー初V見えた ショット復調で首位タイ浮上

 笑顔を見せる大里桃子
2枚

 「女子ゴルフ・日本女子オープン・第3日」(5日、白山ヴィレッジGC=パー72)

 2位から出た黄金世代の大里桃子(21)=伊藤園=が4バーディー、ボギーなしの68をマーク、通算15アンダーまでスコアを伸ばし、2年ぶり3回目の優勝を狙う畑岡奈紗と並んで首位に立った。昨年優勝の柳簫然(韓国)が通算13アンダーで3位。渋野日向子は70で回り、9アンダー6位。最終日は首位との6打差逆転で国内メジャー2勝目を目指す。

 鼻歌が好調のバロメーターだった。大里は優勝争いの真っ最中でも、お気に入りの男性韓国グループ「iKON(アイコン)」のヒット曲「パーフェクト」を口ずさんだ。「私は調子がいい時は鼻歌を歌っていますね。歌詞の内容よりリズムがいいので落ち着くんです」。照れ笑いで理由を説明した。

 1番で第3打を80センチにピタリとつけてバーディー発進。パッティングもさえ、4番は上から7メートル、7番は奥から3メートルを沈めてスコアを伸ばした。18番パー5は2オン2パット。アプローチも見事に寄せてボギーもなし。曲名通り“パーフェクト”ゴルフを展開した。

 好調の要因はドライバーショットの復調にあった。2週前のデサントレディースまで絶不調だったが、今週に用具契約先のブリヂストンスポーツスタッフから受けたアドバイスがはまった。オーバースイングを修正したところ、方向性が格段に向上したという。

 昨年8月のCATレディースでプロ入会23日目の史上最短記録で初優勝。当時課題に挙げたアプローチも格段の進歩を見せた。17番パー4は第2打がグリーンエッジまで約20ヤードの右ラフ。ここから58度のウエッジで90センチに寄せて貴重なパーをセーブした。

 最終日は同学年の畑岡と最終組2サムで直接対決するが「格上相手なのでついていきたい」と気負いはない。今週火曜日には親友の渋野とともにステップアップツアーで優勝した木下彩の祝勝会を開いた。「今度は私が祝ってもらえるように頑張りたい」。女子ゴルファー日本一を見据えた。

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