臼井麗香“魔法の杖”で2位発進 パットさえまくりバーディー連発64

 「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・第1日」(6日、ゴルフ5カントリーサニーフィールド=パー72)

 才色兼備で知られる黄金世代の臼井麗香(20)=ディライトワークス=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー64を出し、初優勝へ向け首位に1打差2位と好位置をキープした。2週前のCATレディースで初優勝した浅井咲希が9アンダー63でトップ。イ・ミニョン、申ジエも8アンダー64で2位に並んだ。

 まるで“魔法の杖(つえ)”だった。臼井のパターが次々とバーディーを生み出す。出だしの10番で8メートルを沈めると、前半だけで5バーディー。後半も5番で4メートルを入れ、8番パー4ではPWで打った残り117ヤードの第2打を直接カップインさせるイーグル。7月のmeijiカップに次ぐ今季2度目の初日2位発進を決めた。

 体調は万全ではなかった。今週月、火曜日に千葉県内で開催された日本女子オープン予選をクリアしたが、あまりのハードスケジュールで水曜日から吐き気に見舞われ、前日プロアマは急きょ欠場。この日の出場にこぎ着けたものの、自分もキャディーを務めた妹の蘭世(らんぜ)さん(17)もコースを知らず、ほとんどぶっつけ本番の状態だった。

 にもかかわらず、好成績が出せたのは、女子オープン予選2日目後半から変えたパッティングのルーティンにあった。「それまでは打つ前に3回カップを見ていたのを2回にしました。イメージを大切にしようと思って。その好調が今日まで続いています」と手ごたえを口にした。

 98年度生まれの黄金世代に属するが、まだ優勝には縁がない。7月のセンチュリー21では自己最高の4位。「皆さん勝っているので、私だけ取り残された感じで、勝ちたい気持ちがすごく強いです」。全英女子オープン優勝で同学年の渋野日向子や前週優勝の鈴木愛らが不在の今大会。黄金世代10人目のVへ、滑り出しは順調だ。

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