IGFドーソン会長、東京五輪“渋野プラン”歓迎
東京2020組織委員会がAIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が来年の五輪に出場した場合に備え、“渋野プラン”とも呼べる選手の安全を優先するギャラリー整理策を練っていることが15日、組織委関係者の話で明らかになった。
“渋野プラン”はそもそも世界的人気選手のタイガー・ウッズの安全を守ることを目的とした“タイガー・プラン”。具体的には、選手とギャラリーを分ける、いわゆるローピングの操作で、ティーイングエリアからグリーンまでは一般のツアー大会よりも幅を広げ、最前列のギャラリーから選手までの距離が遠くなるようにセッティングするもの。
組織委との協議、五輪コース視察などのため来日している国際ゴルフ連盟(IGF)のピーター・ドーソン会長(72)も“渋野プラン”を歓迎。「試合の組み合わせは最初から人気選手同士が一緒の組にならないように考えるが、“タイガー・プラン”は聞いたことがない。それより“渋野プラン”“日向子プラン”の方が必要ではないのか」と笑顔で推奨した。