渋野日向子、変身2位浮上 仮面ライダーに憧れた20歳…超攻撃スタイルで絶好調に

 2番でティーショットを放つ渋野日向子
2枚

 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第2日」(10日、茨城GC東C=パー72)

 1998年生まれの黄金世代で、昨年のプロテストに合格した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が1イーグル、2バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算5アンダーで首位に1打差2位に浮上した。アマチュアで19歳の吉田優利(日本ウェルネススポーツ大1年)と笠りつ子も2位。ペ・ソンウ(韓国)が70で回り、通算6アンダーで単独首位をキープした。

 豪快な笑いがトレードマークだ。生粋の“体育会系女子”渋野がボギーなしの4アンダー68をマーク。大会初出場で一気に優勝争いに割って入り「この難しいコースでこのスコアが出るとは思わなかった。自分でもびっくり」と目を丸くした。

 圧巻は18番パー5。残り228ヤードの第2打をスプーンで打ち、ピン4メートルにナイスオン。これを沈めてイーグルを奪った。6番パー3でも8番アイアンの第1打がワンバウンドでピンに当たるミラクルショット。「あれは入れよ!って感じでしたね」と苦笑いした。

 小2の8月にゴルフを始め、12月には地元岡山の平島スポーツ少年団ソフトボール部に入部した。小2から中2までは投手で活躍。中3からはゴルフ1本に絞ったが「今でもゴルフよりソフトが好き」とオフには同少年団でソフトを楽しむ。

 生まれた時からアスリートの道を歩む環境だった。父・悟さん(51)は陸上砲丸投げと円盤投げで国体出場経験者、母・伸子さん(51)も同やり投げ選手。「自分の小さい時の夢は仮面ライダーか(ディズニーキャラクターの)アリエル。今は賞金女王?こんなペーペーがなれるわけないですけど」とおどけて笑った。

 3週前のKKT杯バンテリン初日に81をたたいた翌日に66を出してから絶好調で、2週前のフジサンケイは2位。「81の後開き直ってピンばかり攻めていたら、それがクセになった。優勝できる時にしておきたい。明日からも私らしくガンガン攻めていきたい」。攻撃ゴルフでメジャータイトルを奪い取る。

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