ジャンボの愛弟子・原英莉花が逃げ切りV「一生に一度の新人戦で勝てた」

LPGA新人戦・加賀電子カップを制して優勝カップを手にする原英莉花=千葉県長南町・グレートアイランドC(撮影・堀内翔)
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 「女子ゴルフ・LPGA新人戦・加賀電子カップ・最終日」(7日、グレートアイランドC=パー72)

 今年のプロテストに合格した21人が出場し、首位から出たジャンボ尾崎将司の愛弟子・原英莉花(19)=フリー=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの4アンダー68をマーク、通算5アンダーで逃げ切り優勝を果たした。

 ジャンボ譲りの勝負強さが光った。難易度1位の17番パー3。原英は4Iで池に近いサイドに立っているピンを狙った。ボールは見事に手前7メートルにオン。軽いフックラインを読み切り事実上のウィニングパットを決めた。

 「あのショットは勇気をもって打ちました。一番苦手なホールでバーディーが取れ、一生に一度の新人戦で勝てた。すごくうれしいです」

 先週月曜日に師匠が新しいアイアンシャフトをプレゼントしてくれた。以前から「優勝したらあげるよ」と言われていたが、予想外の“前倒し贈呈”。8番は残り115ヤードの第2打をそのシャフトを差したアイアンで打ち、直接カップに沈めるイーグルを奪取。流れを引き寄せた。

 今季賞金ランク38位で来季はシード選手として臨む。「(師匠は)今日優勝しても『当たり前だ』って感じでしょうね。(来季は)まず1勝。東京五輪もあるから女王にならないと間に合わない」と希望に目を輝かせた。

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