鈴木愛が好発進 初の賞金女王へハヌルを猛追 後半執念チャージ

 「女子ゴルフ・LPGAツアー選手権リコー杯・第1日」(23日、宮崎CC=パー72)

 初の賞金女王を目指す賞金ランキング1位の鈴木愛(23)=セールスフォース=が1イーグル、1バーディー、2ボギーの71で回り、首位と3打差の7位発進。逆転女王を狙う同ランク2位キム・ハヌル(28)=韓国=は2アンダーの4位だった。首位は4アンダーのテレサ・ルー(台湾)、1打差の2位に穴井詩、笠りつ子が続いた。

 一時の6打差もなんの、だ。鈴木がど根性でスコアをアンダーにまで持っていき、日本勢4季ぶりの女王へ好スタートを切った。

 初日は恒例の、賞金ランク順の2サムでのラウンド。最終組は同2位のキム・ハヌルと同組のプレーで、さすがに「緊張した」という鈴木。序盤は「全然かみ合わなかった」とハーフを終えて1オーバーと振るわなかった。

 10番でハヌルがバーディーを奪った時点で6打の差がついた。しかし鈴木は「9番から13番までが(バーディーを)取りやすい」と気持ちを折ることなくプレーを続け、迎えた11番パー5ではピンまで231ヤードを3Wで2オン。この4メートルをねじ込み、「まさか」というイーグルだ。対してハヌルはバンカーのあごに刺さるトラブルでボギーとし、1ホールで一気に3打縮めた。

 「ハヌルさんのスコアは気になってましたけど、私もこのまま終わるつもりはなかった」と、終わってみれば1打差として初日を乗り切った。

 ウエアは色が「好き」というグリーンのセーター。肌寒く風を遮るウエアを着る選手も多い中、「風が強くてちょっと、寒かったです。運頼みですよ」とラッキーカラーも吉と出た。「明日からどれだけ伸ばせるか」と、2日目からはギアをトップに入れる。

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