鈴木愛 レジェンドのアドバイスで3打差5位に浮上 賞金女王争い混とん
「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第3日」(18日、エリエールGC松山=パー72)
8打差15位から出た現在賞金ランク6位の上田桃子(31)=かんぽ生命=が圧巻の2イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算12アンダーとして一気に首位に2打差の2位に浮上した。首位は14アンダーの全美貞(韓国)で、賞金ランクトップの鈴木愛(23)=セールスフォース=は11アンダーで5位。
賞金女王争いもますます白熱だ。前日順位を落としたランク1位の鈴木愛が6バーディー、1ボギーの67で3打差5位まで戻した。同2位のキム・ハヌルは今大会低迷しているが、同じ韓国勢のランク3位イ・ミニョンと5位の申ジエは首位に2打差の2位で最終日に突入した。
「昨日、岡本綾子さんに『パッティングのアドレスでボールとの距離が遠いんじゃない?』と言われた。それでかかと重心になっていたことに気づいた」と鈴木。チャンスを確実に沈め、スコアを伸ばした。最終日に逆転優勝を果たし、キム・ハヌルが単独6位以下となれば、自身初めてマネークイーンの座を射止めることになる。「とにかくいいショット、いいパットを続けていきたい」と話す言葉に力が込もった。