松山、日米首脳とのラウンド「久々に緊張してドライバーは隣のホールまで」
「男子ゴルフ・ダンロップフェニックス」(16日開幕、フェニックスGC=パー71)
松山英樹(25)=LEXUS=が15日、プロアマ戦に参加した。5日に行われた安倍首相、トランプ米大統領とのゴルフを振り返りつつも、すでに来年のマスターズに向けて調整が進んでいることを伺わせた。
公の場で、両首脳とのゴルフを振り返るのは初めてとなる松山。その1週間前、10月29日まで行われた世界ゴルフ府選手権・HSBCチャンピオンズ以降の過ごし方に「トランプさんとゴルフしたくらいですかね」と冗談めかして振り返った。
その日に関しては「久々に緊張して1番のティーグラウンドに立ちました」と話し、そのせいか「ドライバーをぶん曲げて隣のホールまで行きました」という。
ショットの落ち場所が違いすぎて「あまり話はできませんでした」と苦笑した松山。それでも「『1980年、バルタスロールのアオキはすごかった(青木功が全米オープン2位となった大会)』という話はされていました」と楽しいラウンドとして「いい経験ができました」と言う。
ただその前後も、何もしなかった訳ではない。「来年4月に向けて取り組んでいることがある」と、マスターズを半年後に控えた時点で、メジャーで勝てるゴルフの習得を本格化させている。
「すべて」と話しつつも「ドライバーの距離は出るけど、OBも多いということは自覚しています」と、飛距離、精度双方のスキルアップに重点を置いている模様だ。
まだ始めて2週間ほど。「悪い方が出れば、ギリギリ予選通過かな」と今大会を見据える。
一方、ホストプロでもあり「明日のスタート、たくさんのギャラリーが待ってくれているとうれしいですね」と3年ぶり優勝へも、手を緩める気はない。