川岸史果、飛距離武器に2位浮上 史上2位の長距離コース攻略で逆転Vへ

 「女子ゴルフ・伊藤園レディース・第2日」(11日、グレートアイランドC=パー72)

 4位でスタートした川岸史果(23)=加賀電子=が飛距離を武器に1988年ツアー制度施行後2番目に長いコースを攻略した。4バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーで首位に4打差の2位に浮上。最終日は逆転での今季2勝目を目指す。首位から出た福田真未が通算11アンダーでトップを守り、最終日は完全優勝でのツアー初Vを狙う。

 豪打だけじゃない。川岸が技でも飛距離を稼いだ。今週は総距離が史上2番目に長いモンスターコースで、おまけに最大瞬間風速13・6メートルの強風と難条件がそろったが、大アゲンストだった422ヤードの4番パー4では、第1打を約270ヤード飛ばしてバーディー。この日もスイスイとスコアを3つ伸ばした。

 「すごく強いアゲンストの中でも、ドライバーで風に強い中弾道を打つ技術が身についているので気にならなかったです」

 中弾道ボールの打ち方については「いつもよりボールを1個分中(右)に入れ、横振りのイメージですね。ロフトを立てて真ん中で打つことだけ考えています。ランが出るので飛びますよ」。この技術は強風の台湾ツアーや全英オープンで磨いたという。

 最終日は首位に4打差を追う展開。現在の目標は初の賞金1億円突破で、逆転優勝なら9300万円を超える。日本人に限ればツアー本格参戦1年目で賞金が1億円を突破したのは04年宮里藍だけ。「明日は福田さんも緊張すると思う。4打差は届かないわけじゃない」とネバーギブアップを誓った。

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