宮里優作猛追!パット好調で3打差3位 史上初の選手会長賞金王イケる

 「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第3日」(11日、太平洋クラブ御殿場=パー72)

 10位で出た賞金ランク3位の宮里優作(37)=フリー=が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで首位と3打差の3位につけた。今季4勝目、史上初の選手会長賞金王へ、最終日の猛チャージに懸ける。69で回ったスンス・ハン(米国)が通算14アンダーで単独首位に立ち、任成宰(韓国)が1打差の2位で続いた。

 左手で握ったパターを天に突き上げ、右拳を力強く固めた。17番パー3、9メートル強のバーディーパット。宮里は慎重に球を押し出すと、「合わせにいったつもりが、ラインに乗ってくれた」。ボールはゆっくりと転がり、最後に半回転してカップに消えた。今季を象徴するような、勝負強いワンプレーだった。

 昨季の平均パットは73位だったが、前かがみになりやすいフォーム、右足に体重が乗る癖を見極め、修正すると、今季1・7414は堂々1位。パットの悩みが消えたことで、ショットの切れ味が増した。この日は強風が吹き荒れ「距離感を合わせるのに苦労した」と話しつつも「パッティングが良いので、良いショットを呼んだと思う」。高精度のショットでバーディーラッシュにつなげた。

 賞金ランク1位のC・キムとは約1600万円差。「ギリギリ(優勝争いに)間に合った。相性のいいコースだから、必ずいいスコアが出ると勝手に思ってやっている」。霊峰富士の麓で、宮里は頂点だけを見つめている。

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