松山、出遅れ首位と10打差56位 パット不調「しんどい」
「米男子ゴルフ・BMW選手権・第1日」(14日、コンウェーファームズ=パー71)
松山英樹(25)=LEXUS=は2バーディー、3ボギーの72で1オーバー、首位と10打差の56位と出遅れた。マーク・リーシュマン(オーストラリア)が9アンダーで単独トップ。この大会は出場枠が70人で予選落ちはない。
松山の第1ラウンドの象徴的なシーンは15番パー4だ。334ヤードと短く、多くの選手が1オンを狙った。松山もドライバーで攻めたが、グリーン右のバンカーへ。そこから3メートルほどに寄せたものの、3パットをたたいてボギーに。顔には怒りがにじんでいた。
プレーオフシリーズに入ってからパッティングが不調で、この日もスタートから右に外すホールが続いた。プレー後の報道陣とのやりとりも投げやりな感じで、「しんどい。寄せもよくないから、こんなスコアになっている」とぽつり。
一緒に回ったリッキー・ファウラー(米国)が6連続バーディーを決めるなど6アンダーの5位と好調だっただけに、余計に松山の苦戦ぶりが目立った。前週までのポイントランクは4位だが、今大会を終えて5位までにつけないと、次週の最終戦で自力での年間総合優勝はなくなる。