元世界1位のデーがまさか…最終ホールで「8」大たたき 同組の松山とも苦笑い

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第3日」(12日、クウェイルホローC=パー71)

 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、元世界ランキング1位(現在は7位)で一昨年の全米プロ覇者、ジェイソン・デー(29)=オーストラリア=が最終18番パー4で「8」をたたき通算イーブンパーで首位と7打差の16位となり、優勝争いから一気に後退した。

 デーはこの日通算6アンダーの3位から出て、2打差上の首位をいくケビン・キズナー(米国)、松山英樹(LEXUS)と最終組でラウンド。序盤からショットが乱れてパットにも影響し、12番終了時には通算2アンダー。それでも、ここから元世界王者でメジャー覇者の意地と実力を見せ、後半の14~16番で3連続バーディーを奪うなど17番を終えた時点で通算4アンダー。残る18番パー4をしのげば最終日に逆転優勝の可能性は十分残るはずだった。

 しかし、デーは最終ホールの第1打を右に大きく曲げた後、第2打で木の右側の狭いルートを狙ったが、この選択が裏目に出てボールは数十メートル先のブッシュの中へ飛び込んだ。アンプレアブルによる1打罰後の第4打もフェアウエー右のラフにつかまり、第6打でようやくグリーンに乗せた。さらに7打目となった2メートルのパットもカップに蹴られてトリプルボギーより1打悪い、普段あまり使われないゴルフ用語のクアドラプルボギーによる「8」。このホールだけでスコアを一気に4打落としてしまった。

 ホールアウト後、同組の松山、キズナーと握手を交わして長かった1日をねぎらうと、デーは松山と肩を並べ、苦笑いしながらスコア提出所へ。その表情には“今年のメジャーは終わった”という雰囲気をうかがわせていた。

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