松山英樹が見せた意外な一面 茶目っ気たっぷりの「返し」で相手を笑わせる

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第2日」(11日、クウェイルホローC=パー71)

 首位と3打差の1アンダー、15位タイからスタートした松山英樹(25)=LEXUS=は7バーディー、ノーボギーでメジャー大会自己ベストの64を叩き出し、通算8アンダーとした。雨天中断により一部の選手がホールアウトできなかったため、ケビン・キズナー(33)=米国=と並んで暫定首位に立った。

 ティーオフを30分後に控えた練習場。黙々とグリーン周りのアプローチショットを繰り返す松山の前に立ちはだかる者がいた。米国出身の27歳、パトリック・リードだ。

 スタート直前の大切な時間。ちょっとした嫌がらせにも見えたが、リードは手にした帽子を松山に向けて「ここに入れてみろ」。それまで真剣な表情でボールを打っていた松山は予期せぬ相手の行動に思わず、笑顔。距離は5メートルほど。放たれた打球は低く行ったが、リードが抜群の反応で捕球に成功。それを見て松山がまた笑った。

 その後、練習を再開した松山。5分ほどボールを打ち込んだ後、クラブをバッグに片付け、1番ホールへ向かう。アプローチの練習をしていたリードの前を通り過ぎようとした、その時だ。突然、帽子を手に取り、相手に向かって「ここに入れてみろ」。松山の茶目っ気たっぷりの“返し”に今度はリードの方が笑った。そして、ふわりと浮かした打球でターゲットに命中させた。

 緊張感漂う練習場で魅せた2人の絶妙な掛け合いがギャラリーの心を和ませた。

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