優作9位全英切符「そろそろ慣れて」 初の予選突破に目標を定める

 「男子ゴルフ・ミズノオープン・最終日」(28日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 宮里優作(36)=フリー=が72でラウンド、通算3アンダーの9位に入り、次週までの賞金ランク2位以内が確定し、2年連続3度目の全英オープン(7月20~23日、英ロイヤルバークデール)出場が決まった。またチャン・キム(米国)がこの日68で回り、通算15アンダーでツアー初優勝。今大会4位以内に与えられる全英出場権はキムに加え、2位マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)、3位アダム・ブランド(オーストラリア)と、4位2人のうち世界ランク上位の金庚泰(韓国)が手にした。

 ハードスケジュールの先に、世界の舞台が待ち受けていた。宮里は前週の関西オープンを21日に終えると、翌22日に全米オープン予選で44ホールをラウンド、そして今大会をトップ10フィニッシュ。26日には妹・藍の引退報道を受けての応対にも追われた。

 ラウンドでは2アンダーとスコアを伸ばして迎えた14番パー3でアプローチを寄せられず「勝負どころ、と思って」打った4メートルのパーパットが強すぎて3パット。「体力か、集中力か、後半、ダメでしたね」と苦笑した。

 そうした中、これまでの“貯金”も効いて全英オープン出場を決めた。「そろそろ慣れて欲しい」と3度目の出場で初の予選突破に目標を定めた。

 今年の会場となるロイヤルバークデールGCは3年前、全英女子オープンに出場した藍に付いて「18ホール回った」と予習済みでもある。「いろんな対策を取りながら(全英に)行きます」と本戦に思いをはせつつ、29日の妹の引退会見を「録画しなきゃ」と言い置いてコースを離れた。

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