今平周吾、4日間首位の完全初V「賞金王になって海外挑戦したい」

 「男子ゴルフ・関西オープン・最終日」(21日、城陽CC=パー71)

 寡黙でシャイな男らしい優勝シーンだった。18番。今平周吾はパーパットを決めると、帽子を取って軽く一礼しただけだった。ツアー初優勝を4日間首位の完全Vで飾るのは、日本人では09年の池田以来。「めちゃくちゃうれしい。今までで一番くらい」とほほえんだ。

 出だしでダブルボギーをたたいた。2番でバーディー、3番は4メートルのパーパットを入れて「平常心に戻れた。パッティングですね」と勝因を口にした。

 昨年からパターをダウンブローに入れる練習で技術が向上したと言う。助言をしてくれた谷口徹とは前夜も会食。25歳上のベテランから「『プロはホテルも車もお金を使え!!』と言われた」ことを打ち明けた。

 そのためには、まだまだ稼ぐ必要がある。「今年、もう1勝。いつか賞金王になって、海外にも挑戦したい」という夢へ、大きな景気づけとなる初Vになった。

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