小川陽子快進撃「自分でもびっくり」 マンデートーナメントからのVなら史上初

 「女子ゴルフ・フジサンケイレディース・第2日」(22日、川奈ホテルGC富士C=パー72)

 6位から出たプロ4年目で生涯獲得賞金0円の小川陽子(28)=飯田通商=が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーとして首位と2打差の4位に浮上した。主催者推薦選考会(マンデートーナメント)を経て出場した選手が優勝すれば史上初。出場4試合目での初優勝になれば、宮里藍に並ぶ日本選手最短となる。68をマークした藤本麻子(フリー)と、69で回った吉田弓美子(フリー)が首位に並んだ。

 脚光を浴びるのはゴルフ人生で初めてだった。小川は少し戸惑ったようにはにかみながら「この結果は自分でも本当にびっくりという感じ」と快進撃を振り返った。

 1番で下りの4メートルを入れてバーディーが先行。最終18番こそ4メートルのパーパットを外してボギーとしたが、伸び伸びとプレーした。14年にプロ転向したものの、試合出場の機会が極端に少なく、15年日本女子オープンから足かけ3年、出場4試合目で初の予選突破を決めた。堂々と優勝争いにも割って入った。

 結果を残せなかったのは飛距離不足が原因だった。オフにクラブを替え、筋力トレーニングにも取り組んだことで、10~15ヤードの飛距離アップに成功。「元々アイアンは得意なんですが、ドライバーが飛ぶようになって、セカンドで持つクラブが小さくなった。それがこの成績につながっていると思う」と、好調の要因を分析した。

 最終日に2打差逆転優勝なら、マンデートーナメントを経て出場した選手として史上初。出場4試合目の初Vは宮里藍に並ぶ最短になる。「明日も正しい向きに立って、いつも通りリズムよくスイングするだけ。初めての賞金は…貯金です」。控えめな決意表明に強い気持ちがにじんだ。

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