松山敗退 アイアン叩きつけ「全てが悪かった」
「米男子ゴルフ・デル・マッチプレー・第2日」(23日、オースティンCC=パー71)
1次リーグ第2戦が行われ、松山英樹はロス・フィッシャー(英国)に2アンド1で敗れ、1分け1敗で第3戦を残して敗退が決まった。谷原秀人はライアン・ムーア(米国)と引き分けて1勝1分け。同組の池田勇太はジョーダン・スピース(米国)に4アンド2で敗れて1分け1敗となった。24日の1次リーグ最終戦では谷原と池田が対戦する。
アイアンをカート道に叩きつける乾いた音が辺りに響いた。松山は1度もリードを奪えず敗戦。「勝負になるようなレベルではない。ショットだけではなく、全てが悪かった」と話す口ぶりは怒気をはらむ。決勝トーナメント進出の可能性が消えた。
4番を終えて早々に3ダウンの劣勢。6番で2打続けて左に曲げると、思わずクラブを地面に振り下ろした。ショットは距離感だけでなく、左右への大きなばらつきも目立つ。
最大の目標でもある4月上旬のマスターズ・トーナメント前では今週が最後の実戦。復調の糸口は見つけられないままで「全てができていない。風が強くて難しかったが、それ以前の問題がすごく多い」と険しい表情を崩さなかった。