東京五輪ゴルフ会場の女性会員問題 26日に総会も結論は先送りへ
20年東京五輪のゴルフ会場、霞ケ関CC(埼玉県川越市)が女性正会員を認めていないのは差別を禁じた五輪憲章に抵触するとして国際オリンピック委員会(IOC)が規則変更を求めている問題で、同CCは26日に開く定例総会で変更に関する議決は取らない方針であることが24日、分かった。関係者によると、経緯を正会員に説明した上で意見を集約するが、結論は先送りされる見通し。
会員資格を定めた細則の変更には理事会で15人の理事全員の賛同が必要となる。この問題で初めて意見交換した7日の理事会は結論を持ち越し、次の理事会は3月上旬に予定されている。霞ケ関CCが19日に開いた正会員向けの説明会では、200人近い参加者から賛否両論が出たという。