J・トーマス米ツアー最少スコアV 初日から首位譲らず完全優勝

 「米男子ゴルフ・ソニーオープン・最終日」(15日、ワイアラエCC=パー70)

 23歳のジャスティン・トーマス(米国)が65をマークして通算27アンダーとし、2週連続優勝を飾った。72ホールで253のスコアはツアー最少記録を1打更新した。初日から首位を譲らず、ツアー通算4勝目を挙げた。松山英樹(24)=LEXUS=は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で、通算11アンダーの27位。70だった谷原秀人(国際スポーツ振興協会(も27位で、小平智(Admiral)は49位だった。

 米国の次期エース候補、J・トーマスが初日から首位を走り続ける完全優勝を達成した。前週に続くハワイ2連勝で、今季賞金と積算ポイントで松山を抜き1位に躍り出た。今季は昨年10月のCIMBクラシックにも勝っており、5戦3勝と絶好調だ。

 スタート前、「最終日に7打逆転はツアーで例がない」とも言われ、緊張したという。4番でボギーが先行する嫌な流れも、8番で6メートルを決めて初めてのバーディーを奪って復活。さらに5つ積み重ね、終わってみれば65。米ツアーの初戦から5戦3勝はタイガー・ウッズ(03、08、13年)以来で、ウッズが初めて達成したときは27歳だった。

 細身の体ながら、ドライバーショットの飛距離が武器で、今季のドライビングディスタンスは308・5ヤード(21位)。最大のターゲットは4月のマスターズで「今からとてもエキサイトしている。オーガスタは自分のゲームに合っている。去年はいいプレーができなかったが、今年はすごく楽しみ」と自信の言葉。松山にとって最大の脅威になってきた。

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