逆転の成田、通算6勝目 途中でV確信

 「スタジオアリス女子・第3日」(12日、花屋敷GCよかわC=パー72)

 首位と3打差の2位で出た成田美寿々(22)=オンワードホールディングス=が8バーディー、ボギーなしの64で回り、通算9アンダーで今季初優勝、通算6勝目を挙げた。前日までトップで初優勝を狙った藤田光里(20)=レオパレスリゾートグアム=はスコアを三つ伸ばしたが、2打差の2位に終わった。

 いきなり6連続バーディーのフル回転だった。成田は1番で2メートルのパットを沈めると、3番で約4メートルをねじ込んで同じ最終組の藤田光と4アンダーで並び、小さくガッツポーズ。「追い掛ける立場は得意」との言葉通りに、逆転で制した。

 4番で藤田光を抜き去った後、自身初の6ホール続けてのバーディーとすると右手を突き上げた。10番で7個目のバーディーを奪った時には「私に流れがあるな」と、今季初勝利をほぼ確信した。

 昨年まで挙げた5勝のうち、4勝は最終日にひっくり返したもの。「逃げ切り、完全優勝とかしたいけど、逆転の成田の肩書も欲しい」ときっぱり。2016年リオ五輪ではゴルフが実施競技として復活する。「オリンピックに向けてまだまだ強くなりたい」と大きな目標を語った。

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