松山22位に後退 パット苦戦
「シュライナーズホスピタルOP・第2日」(17日、TPCサマリン=パー71)
4位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は1イーグル、2バーディー、4ボギーの71と伸ばせず通算5アンダーの22位に下がった。103位スタートの石川遼(23)=CASIO=は5バーディー、2ボギーの68で回り通算2アンダーの65位で予選を通過した。アンドルー・パットナム(米国)とラッセル・ノックス(英国)が通算10アンダーで首位に並んだ。
パットの苦戦でスコアを伸ばせなかったが、16番(パー5)でイーグルを奪ってどうにか踏みとどまった。首位との差が5打に広がった松山は「よくイーブンパーで回れた」と振り返った。
1番は9メートルの長いパットが入ってバーディーと幸先良く滑り出した。しかし2番で3メートルのパーパットを外すと、その後は「思ったストロークができなかった」といら立ちの募る展開に。13番(パー5)では18メートルから3メートルもオーバーさせて3パットをたたいた。
それでもずるずる後退しない地力がある。16番は追い風の中、残り188ヤードを8番アイアンで2オン。4メートルの難しいスライスラインを念入りに読み、ボールがカップに沈むとようやく表情を緩めた。
スコアが良かった前日もパットには不満があった。「原因が分からない。修正できたらもっと楽にプレーできる。練習するしかない」と厳しい表情で自分に言い聞かせると、日没までのわずかな時間を惜しんで練習グリーンへ直行した。