栃ノ心、親方との“絆”で負傷のどん底から平幕優勝、そこから目指すは…

 大相撲夏場所(両国国技館)で大関昇進、2度目の優勝を狙う関脇栃ノ心(30)=春日野=が、AbemaTVのダイジェストで春日野親方との「絆」を披露した。

 今年の初場所で平幕優勝した栃ノ心は夏場所でも10日目に全勝で3場所連続2桁勝利を挙げ、大関昇進を確実にした。

 ヨーロッパ・ジョージアから来日し、2006年初土俵から一気に幕内に昇進。しかし、好事魔多しとはよく言ったもの。13年名古屋場所で右足前十字じん帯損傷、内側側副じん帯損傷の大けがで3場所全休し、番付は幕下まで落ちた。「結構、落ち込みましたね」と一度は引退を決意した。

 弱音をはく栃ノ心に師匠の春日野親方は「お前、辞めるといっているらしいが、あと10年は頑張らないと」と、激励した。

 けがから5年後の18年初場所で初優勝。そこから順調に白星を重ね、大関昇進までも確実にした。栃ノ心は「あのときの言葉が大きかった」と、どん底だった日々を思い返した。春日野親方は「まだできると思った。素直な気持ちを言っただけ。師匠と弟子の普通の関係ですよ」とサラリと当時を振り返った。

 師匠と弟子の絆から生まれた大関昇進は通過点。その先にある横綱への道を二人で駆け上がる。

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