バル 初戦のポイントは“固まり”「相手に100%出させない」
日本代表は14日、都内で冒頭15分のみ公開して練習を行い、フィットネス系のメニューで汗を流した。取材に応じたプロップのバル・アサエリ愛(30)=パナソニック=は、開幕のロシア戦へスクラムで「相手に100%の力を出させない」と自信を示した。右ふくらはぎを痛めているWTB福岡堅樹(27)=パナソニック=とトンプソン・ルーク(38)=近鉄=は別メニュー調整だった。
開幕まであと6日。ロシア戦へバルは「楽しみですね。ハードワークをしてきたので、やるだけです」と高ぶる気持ちを口にした。
「スタートは強いフィジカルで来る。スクラムもある。最初のコンタクトで負けないように」という相手の印象。フロントローとして、スクラムで大事なことを「固まりですね。相手に100%出させないこと。しっかり固まって、みんなの力で押したい」と強調した。
そのためにすることを、「ヒットされたら、向こうの方が重い。いつものスクラムを、ちょっと前を詰めて相手を窮屈にしたらヒットしにくい」と説明。途中出場した6日の南アフリカ戦は敗れたものの、スクラムには「ボクの中ではよかった」と手応えを感じており、「ジャパンのやり方で、ルーティンとかしっかりできていれば問題ない」と自信を示した。