黒人の南ア元ラグビー代表が死去 チェスター・ウィリアムズ氏

 【ナイロビ共同】1995年のラグビー・ワールドカップ(W杯)に南アフリカ代表の唯一の黒人選手として出場し初優勝に貢献したチェスター・ウィリアムズ氏が6日、南ア・ケープタウンで心臓発作のため死去した。49歳だった。南アメディアが報じた。

 70年、ケープタウン郊外で生まれた。地元チームでプレーしていた父親の影響を受け、自身もラグビーを始めた。93年に代表入りし、アパルトヘイト(人種隔離)に伴う制裁が解除され自国で開催された95年W杯で、4トライと活躍した。

 ラグビーで人種融和の象徴となり、米映画「インビクタス 負けざる者たち」では登場人物の一人となった。

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