真央、痛恨6位…フリーでばん回誓う

 「フィギュアスケート世界選手権・第2日」(14日、カナダ・ロンドン)

 女子SPで浅田真央(22)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めたものの、その後のジャンプでミスが出て、62・10点の6位と出遅れた。2年ぶりに復帰したキム・ヨナ(22)=韓国=が69・97点で首位に立ち、村上佳菜子(18)=愛知・中京大中京高=が3位と好発進した。鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=は7位。16日(日本時間17日)のフリーの滑走順は鈴木が15番、村上が20番、浅田が22番。キム・ヨナは最終24番。

 トリプルアクセルは決めた。大歓声も受けた。それなのに…。ミスが出ての6位発進。首位のキム・ヨナに7・87点差をつけられた。浅田は「フリーでばん回できるようにしたい」と誓った。

 どうやってばん回するのか。佐藤コーチの答えは明確だった。「助走に向けてのスピードが足りなかったので、そういうところ。(3回転半は)パンクしたり転んだりはしなかったので、ある程度自信になるかと。まだまだ道半ばです」。

 象徴的だったのは1回転になった後半の3回転ジャンプ。「危ないな、と思いながら跳んでしまった」。本人がそう振り返ったほど助走が遅かった。

 もっとも、キム・ヨナにも金メダルを獲得したバンクーバー五輪時のような圧倒的な強さはない。前半で滑ったライバルの得点を「見てない」と言い切った浅田。フリーでは3回転半だけでなく、連続3回転ジャンプも組み込む。逆転優勝へ。信頼する佐藤コーチの言葉どおりに加速する。

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