高橋尚子さんが号泣の松田瑞生へ異例のエール 会見で自らマイク手に「歯車のところもあると思うので絶対そこが合えば」「期待しています」

 「大阪国際女子マラソン」(25日、ヤンマースタジアム長居発着)

 3度の優勝を誇る松田瑞生(30)=ダイハツ=は2時間26分16秒で7位に終わった。ゴール後には山中監督の胸をたたきながら「なんで?なんで?なんで?」と号泣。レース後の会見では、シドニー五輪金メダリスト・高橋尚子さんが異例のエールを送る場面があった。

 ロサンゼルス五輪代表選考会となるMGCの出場権は手にしたが、ロス五輪挑戦は白紙となったことを明かした松田。「惨敗でした」と自ら厳しい言葉を発していく中、高橋さんがマイクを持って質問した流れでこう語りかけた。

 「歯車のところもあると思うので、絶対そこが合えば松田さんの走りもこれから見れると思いますし、期待しています」

 さらに壇上に並んだ選手へ「皆さんも今回感じた思いを無駄にしないように、ぜひ次につなげていただきたいと思います」とエールを送った高橋さん。会見場は温かい空気に包まれた。中継の解説では松田の筋肉隆々の足を見て「松田選手は今年、高地で走り込んできたので、本当に楽しみ」と語っていた。

 有森裕子さんも松田の号泣シーンを見て「経験を力に変えるしかありませんからね」と優しく背中を押した。松田は会見で「今回はケガなく、練習を全部やってきたので、その中で結果につながらなかった。その理由、原因が分からない。この走りしかできなかった自分の悔しさ、虚しさ、この努力はどこに行くんだという虚無感が押し寄せてきた」と明かし、MGCへの意気込みを問われたが「現段階でロス五輪への思いはわからない。まずは休んで監督と話し合うことになりました」と白紙であることを明かした。一方で「やると決めた時には監督のためにだけ走ると思います」と語った。

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