ノリスが初の総合優勝 両親と感動分かち合い歓喜の涙「ようやく報いることができた」

 「F1・アブダビGP・決勝」(7日、アブダビ)

 来季は正ドライバーのシートを失うことが決まっているレッドブルの角田裕毅は14位だった。マクラーレンのランド・ノリス(英国)が3位に入り、ドライバーズ部門で初めて総合優勝を果たした。ポールポジション(PP)から出たレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が今季8勝目、通算71勝目をマーク。総合優勝争いで、フェルスタッペンはノリスに2点差の2位となり、5連覇を逃した。

 ノリスは初の総合王者に輝き「しばらく泣いていないし、泣かないと思ったんだけど」と声を震わせた。表彰台に乗れば戴冠が決まるレースで、2番手から危なげなく3位。「F1では何があってもおかしくない。最後の2、3周まではプッシュし続けた」。レース後、両親と感動を分かち合った26歳は「これは私の王座じゃない。われわれのだ。ようやく報いることができた」と感謝を口にした。

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