渡辺雄太アリウープ、馬場雄大ブザービーター 日本がビッグプレー連発で前半大量23点リード
「バスケットボール男子・W杯アジア1次予選、日本-台湾」(28日、ジーライオンアリーナ神戸)
世界ランキング22位の日本は、アジア1次予選B組初戦で67位の台湾と対戦し、前半を45-22と大量リードして終えた。
日本のスターターは斎藤拓実(名古屋D)、渡辺雄太(千葉J)、馬場雄大(長崎)、西田優大(三河)、ホーキンソン・ジョシュ(SR渋谷)。昨年のパリ五輪以来の代表復帰となった主将の渡辺がチームをけん引した。台湾に3点シュートを決められた直後の第1クオーター1分59秒に自身初得点でリードを奪い返すと、ホーキンソンへの絶妙なアシストで3点シュートをお膳立てし、自らもドライブからの得点で一気に主導権を握った。6分45秒には富永からのパスをアリウープダンク。「アカツキジャパン」の真っ赤に染まった神戸の会場を沸かせた。
主将就任にあたり「キャプテンが目立っているチームは二流だと言われて育ってきた。いい意味で誰がキャプテンか分からないようなチームでないといけない」と話していた渡辺。主将の活躍に導かれるように日本は勢いを増し、第1クオーター終了間際には馬場がハーフコートからのブザービーターを決めて、このピリオドを23-10で終える。第2クオーターも日本の攻勢が続き、渡辺は前半だけで14得点を重ねた。
1次予選B組は日本、台湾、中国(27位)、韓国(56位)の4チーム。ランキングだけ見れば、日本が最上位だが、今夏のアジア杯では日本が準々決勝進出決定戦で敗退したのに対し、3チームは8強入りしている。来年7月までホームアンドアウェー方式で戦い、上位3チームが突破となる。12チームによる2次予選を勝ち抜いた7チームと、開催国のカタールが27年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねたW杯に出場する。





