角田夏実は代表入りせず 塚田監督「出場の意向がないと連絡いただいた」GS東京大会代表発表

 全日本柔道連盟は4日、都内で強化委員会を開き、グランドスラム東京大会(12月6~7日、東京体育館)の出場選手56人を選出した。昨夏のパリ五輪女子48キロ級金メダリストの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)は選ばれず。塚田真希監督は「本来であればメンバーには選出される基準を満たしているが、所属と本人に確認したところ『出場の意向がない』と事前に連絡をいただいた」と説明した。

 グランドスラム東京は国内で開催される唯一の国際大会で、各階級の出場枠は4。今夏の世界選手権代表と講道館杯優勝者を選び、残りは直近1年間で行われた国内外の大会の成績を総合的に判断して選考された。

 講道館杯を制した男子100キロ超級の斉藤立(JESエレベーター)と、女子78キロ超級の素根輝(パーク24)が、昨夏のパリ五輪以来の復帰。男子66キロ級五輪2連覇王者の阿部一二三、女子52キロ級の詩(ともにパーク24)も代表入りした。鈴木桂治男子監督は「来年から五輪ポイント、代表争いがスタートするタイミング。各選手が生き残りをかけた戦いに突入する。前哨戦として、この大会に期待する」と語った。

 世界選手権の男子81キロ級で初戦敗退となった五輪2連覇王者の永瀬貴規(旭化成)も、代表入り。鈴木監督は「年齢もベテランで、本人の気持ちを尊重した上での選出。代表としてしっかり戦ってくれるんじゃないか」と期待を寄せた。

 各階級の代表は以下の通り。

 ▽男子 

 60キロ級 永山竜樹、近藤隼斗、中村太樹、関本賢太

 66キロ級 阿部一二三、武岡毅、服部辰成、顕徳海利

 73キロ級 石原樹、田中龍雅、内村秀資、田中裕大

 81キロ級 永瀬貴規、北條嘉人、老野祐平、天野開斗

 90キロ級 村尾三四郎、田嶋剛希、徳持英隼、川端倖明

 100キロ級 新井道大、植岡虎太郎、増地遼汰朗、三木望夢

 100キロ超級 斉藤立、太田彪雅、中野寛太、中村雄太

 ▽女子

 48キロ級 古賀若菜、原田瑞希、吉岡光、吉野紗千代

 52キロ級 阿部詩、大森生純、坪根菜々子、藤城心

 57キロ級 玉置桃、大森朱莉、白金未桜、高野綺海

 63キロ級 嘉重春樺、山口葵良梨、青野南美、谷岡成美

 70キロ級 田中志保、池絵梨菜、前田凛、本田万結

 78キロ級 池田紅、梅木真美、田中伶奈、泉真生

 78キロ超級 素根輝、新井万央、藤井瑠璃、冨田若春

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