井戸アビゲイル風果 女子200メートル日本勢14年ぶり福島千里以来の準決勝進出!「え~、うれしい」 

 女子200メートル予選で力走する井戸アビゲイル風果(中央)
 女子200メートル予選でゴール後、電光掲示板のタイムを見つめる井戸アビゲイル風果
 女子200メートル予選のレース後、笑顔を見せる井戸アビゲイル風果(中央)
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 「陸上・世界選手権・女子200メートル予選」(17日、国立競技場)

 200メートル予選の女子は井戸アビゲイル風果(24)=東邦銀行=が22秒98の5組5着で突破した。この種目で日本勢が準決勝に臨むのは2011年大会以来となる。

 固唾(かたず)をのんで最終6組のタイムを見た後、驚くように左手で口を覆い喜びを表した。日本勢として14年ぶり準決勝進出が決まった井戸は「え~、うれしい」と笑顔。初の決勝進出に貢献した14日の混合1600メートルリレーに続き国立で躍動した。

 5組4レーンで走り、22秒98で組5着。中盤まで3番手に付けていたが「思うように最後はリズムがキープできなかった」と伸びきれなかった。それでもタイムで拾われ、11年大会の福島千里以来となる準決勝の扉を開いた。

 大会直前の8月には22秒79で日本記録を更新。16年に福島が樹立した22秒88を0秒09塗り替えていた。先駆者を超え「続くことができてうれしい」と井戸。18日の準決勝でさらなる高みへ上っていく。

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