カーリング 白熱の戦いでまさかのアクシデント フォルティウス小野寺が一時離脱「水分が出ていて全身がつりやすくなっていた」
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(11日、みどりスポーツパーク)
ミラノ・コルティナ五輪を巡る代表争いの最終選考会が開幕した。25年日本選手権女王のフォルティウスは、1次リーグ第2戦でSC軽井沢クラブとの1敗対決に臨み、6-8で敗れた。
悲願の五輪出場を目指すフォルティウスに、アクシデントが襲った。第9エンド序盤。サード小野寺佳步が右腕を気にするそぶりを見せ、氷を降りた。「三頭筋がつっていた。思ったより水分が汗で出ていて全身がつりやすくなっている。足の裏もつっていた」。ルール上エンド中は氷に戻れないため、休息を取った後、最終エンドから合流。スキップ吉村紗也香がスイープに参加するなど、小野寺が不在の間、フォルティウスは3人でプレーした。
試合は先行される展開が続き、第9エンドで6-6の同点に追い付いたが、最終10エンドは不利な先攻。吉村が好ショットでハウス中央に石を配置するも、SC軽井沢クのスキップ上野美優が冷静に押し出し、6-8で勝負が決まった。
ロコ・ソラーレに2連勝してから3連敗を喫した4年前の北京五輪代表決定戦。リベンジを誓った今大会で、初日から痛恨の2連敗で、早くも崖っぷちに立たされた。小野寺は「序盤で良い形を作れなかった。切り替えて生まれ変わりたい」と必死に前向いた。





