男子バレー 伊にパリ五輪のリベンジならずも収穫 石川「イタリアのブロックは苦手とするところ。いい形で終われるように」

 「バレーボール男子・世界選手権壮行試合、日本2-3イタリア」(6日、ららアリーナ東京ベイ)

 世界選手権(12日開幕・フィリピン)に向けた壮行試合第3戦が行われた。世界ランク5位の日本は、パリ五輪準々決勝で敗れた前回大会覇者のイタリア(同2位)に2-3で敗れた。主将の石川祐希(ペルージャ)がチーム最多の16得点を挙げた。7日に同カードで第4戦を行う。

 昨夏のリベンジは果たせなかったが、一定の手応えを示した。日本は石川の強打や高橋藍(サントリー)のバックアタックなどで第1セットを25-23で先取。そこからフルセットの末に逆転負けしたが、第4セットには西山大翔(大阪B)が攻守で躍動するなど、控えメンバーが存在感を発揮し、チームの底上げも感じさせた。

 五輪以来のイタリア戦だが、石川は「強化試合と五輪で状況は変わる。意識していない」と淡々。「本戦の前にこういう試合をできることはプラスしかない」と敗戦も前向きに捉えた。

 7日にも同カードを行い、51年ぶりのメダル獲得を狙う世界選手権に向けて最終調整していく。「イタリアのブロックは僕たちが苦手とするところ。いい形で終われるように意識していきたい」と気を引き締めた。

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