バレー男子・高橋藍 24歳バースデー星 チーム最多15得点大暴れ「スパイスポーズ」でも盛り上げた

 誕生日ケーキに笑顔(撮影・金田祐二)
 第2セット、懸命にボールを追う高橋藍 
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 「バレーボール男子・世界選手権壮行試合、日本3-0ブルガリア」(2日、有明アリーナ)

 男子の世界選手権(12日開幕・フィリピン)に向けた壮行試合が行われ、日本は24歳の誕生日を迎えた高橋藍(サントリー)の活躍などでブルガリアに勝った。第1セットは25-20、第2セットは26-24、第3セットを25-20で奪った。特別ルールで第4セットも実施した。3日も同会場でブルガリアと対戦する。

 バースデー勝利を挙げ、世界選手権へ自信を携えた。24歳になった高橋がチーム最多の15得点。「HAPPY BIRTHDAY」のうちわを持ったファンからの黄色い声援を背に、日本をけん引し「良いプレーを出せた」と笑みがはじけた。

 強打と相手の隙を突くプレーで活躍した。第1セット序盤からサービスエースを決めると、今度はフェイントで得点。最後まで勢いを落とすことなく引っ張り「うまいプレーへの最後の味付け」という意味の「スパイスポーズ」でも盛り上げた。

 試合後には、「24」のろうそくが立ったバースデーケーキを贈られた。子どもの頃の誕生日には11人のいとこと集まり、ケーキを囲んだ思い出があるというものの「いつも大家族で、何かしらケンカが起きる」と苦笑い。冗談めかして語り、報道陣から笑いをさらった。

 3日もブルガリアとの試合があるが、まずは世界選手権に向け「良い強化試合になった。勝てたということが非常に大きかった」と振り返った。一つ年を重ねた若きエースが、世界でも大暴れする。

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