バレー男子 決勝大会進出 米ストレー倒で決めた 右肩痛から石川復帰!Wエース藍も躍動
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-0米国」(20日、千葉ポートアリーナ)
「買取大吉 バレーボール ネーションズリーグ男子千葉大会」は1次リーグ最終戦が行われ、日本は米国を3-0で下して通算8勝4敗とし、7位以内を確保して決勝大会進出を決めた。肩痛のため、18日のブラジル戦を欠場した主将の石川祐希(29)=ペルージャ=がチームをけん引した。30日からの決勝大会は開催国の中国を含む8チームで争う。
復帰即スタメンの主将が流れを呼び込めば、最後は若きエースの強打で試合を決めた。勝利の瞬間、コート上で歓喜の輪を作り、両手を掲げたチームJAPAN。石川は「ファイナルラウンド進出を決められたので良かった」と胸を張った。決勝大会への切符をつかみ、笑顔で汗を拭った。
ブラジル戦ではベンチ外だった石川。右肩痛を抱える中だったが、コートに立てば大黒柱として試合を作った。第1セットは劣勢から強烈スパイクで連続得点。先取につなげ「しっかり、いい集中力でできた」とうなずいた。
得点の要となったのは高橋藍だった。チーム最多の16得点。連取で迎えた第3セット。勝利を決める最後の1点は、センターから思い切りたたき込んだバックアタックだった。「冷静にプレーできた。いいパフォーマンスを出せた」と背番号12。歓喜の雄たけびで千葉大会を締めくくった。
試合前には、チームミーティングで勝利への意識を統一。「『力を持っているチームを倒してファイナルラウンドに進むことは、僕たちにとって意味がある』と監督も言っていた」。パリ五輪銅メダルの実力者たちに、挑戦者として戦いを挑んだ。
Wエースの活躍で、次のステージへ駒を進めた。石川が「表彰台に上るための戦いをする」と目標を掲げれば「欲しい1点を取れるチームを目指していかないといけない」と藍。頂点の景色へ、一気に駆け上がる。



