スキップ・敦賀心羽子 4日ロコ・ソラーレ戦波乱起こす「明日への自信につながる」 札幌国際大2連勝

 ストーンを投じる札幌国際大・敦賀
 試合前のチーム紹介でポーズを決める札幌国際大の(左から)瀬川、鈴木、中村、敦賀(撮影・堀内翔)
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 「カーリング・日本選手権」(3日、横浜BUNTAI)

 男女1次リーグが行われ、女子はA組ではメンバー全員が1年生の札幌国際大がチーム大阪を16-0で下して2連勝を飾った。前回覇者のB組のSC軽井沢クラブはフィロシーク青森に3-7で敗れた。男子は2連覇を狙うD組のコンサドーレがKiTを8-4で下し、白星スタートを切った。

 “戦国”北海道ブロックを勝ち上がって今大会の出場権を手にした精鋭たちが躍動した。札幌国際大が2連勝。98年長野冬季五輪でカーリング男子日本代表のリードだった敦賀信人を叔父に持つスキップ・敦賀心羽子(つるが・こはね)は「率直にうれしい。明日への自信につながる」と手応えを口にした。

 第1エンドから忠実に作戦を実行し、チャンスをものにした。「(円の)センターに固めて、相手のミスからしっかり決め切れた」と、一挙5得点。その後も第5エンドまで毎回複数得点を奪い、圧勝した。

 リザーブを含む5人全員が1年生で「とにかく元気で明るいチーム」と敦賀。セカンド・鈴木凜とリード・瀬川琴佳は昨年9月の全日本大学対抗選手権に出場して優勝。敦賀とサード・中村碧音も昨年3月の日本ジュニアで優勝するなど、若いながらも経験豊富。「19歳の代のオールスター」(敦賀)が集まり、昨年6月に始動した。

 昨年9月にカナダへ初の海外遠征へ。今年1月にはトリノで行われた世界ユニバーシティー冬季大会で金メダルを獲得するなど実績を積み、「他のチームの良いところを吸収して戻って来られた」と大きな財産を得た。

 4日はロコ・ソラーレと戦う。「一投一投集中して、しっかり決めきれるように」。優勝すれば、9月に行われるミラノ・コルティナ冬季五輪日本代表候補決定戦への出場が決まる。番狂わせを起こし、五輪切符をつかんでみせる。

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