卓球・13歳大野颯真 逆転勝ち 次戦はパリ代表篠塚「出だしから全力でやりたい」
「卓球・全日本選手権」(22日、東京体育館)
男女の一般の部3回戦、ジュニアの部1、2回戦が行われた。男子一般の部で最年少13歳の大野颯真(木下アカデミー)は4回戦に進出。23日はパリ五輪日本代表の篠塚大登(愛知・愛知工大)と対戦する。女子で一般の部今大会最年少の11歳、松島美空(京都)は3回戦で敗退したが、ジュニアの部では3回戦進出した。
劣勢からもしっかり立て直し、一般の部4回戦に駒を進めた。大野が2回戦に続いて逆転勝ち。パリ五輪代表の篠塚との対戦にこぎつけ「最初は様子見してくると思うが、自分は様子見せずに出だしから全力でやりたい」と意気込んだ。
2歳から競技を始めた卓球少年。極めてきた「ロングサーブからのバック対バック」の対戦技術を最大限に生かした。1-2からの逆襲。パワーではかなわない年上選手との対戦で意識しているという「技術やスピードで勝負する」ことを体現した。
パリ五輪については「中心からでも力強く両ハンドで打てるところがスゴイと思っていた。参考にさせてもらっている」と篠塚のプレーを見ていたという。憧れの舞台に立った選手に全力でぶつかる。