バレー日本女子 世界1位の“最強”トルコ撃破で五輪切符へ大金星発進!古賀アウェーで大暴れ「勝ち切ることができてよかった」

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-2トルコ」(15日、アンタルヤ)

 パリ五輪出場を懸けた大会が開幕し、世界ランク9位の日本は、同1位のトルコを3-2で撃破した。主将でエースの古賀紗理那(27)=NEC=が、両チーム最多の31得点と勝利へけん引。相手の自国開催の大会で完全アウェーの逆境をはね返し、6大会連続の夢舞台出場へ好スタートを切った。

 パリ五輪切符の懸かった勝負の舞台で、初戦から大金星を挙げた。日本は、昨年の五輪予選で1-3と敗れた“最強”トルコを撃破。2-0とセットを先取してから2-2に並ばれたが、最終セットを執念で勝ち切った。真鍋政義監督は「最後まで集中力を切らさずに頑張ってくれた。昨年に悔しい思いをした選手たちの気持ちが、ステップアップさせたのではないか」と称賛した。

 古賀がエースの役割を全うした。スタメン出場すると、3本のサービスエースを含む両チーム最多の31得点。悪い流れを断ち切る要所での得点力が光り、最後も激しいラリーの末に石川真佑(ノバラ)が懸命につないだボールを、左サイドから打ち抜いて勝負を決めた。海外メディアは『ファンタスティック・コガ』と大絶賛。古賀は「フルセットにはなったが、勝ち切ることができてよかった」とかみしめた。

 世界ランキング形式で争われる五輪出場権。トルコ大会、マカオ大会(5月28~6月2日)を経て、最後は北九州大会(同11~16日)と日本に帰ってくる。まだ先は長いものの、初戦で世界ランク1位の強敵を破った意味は大きい。

 「コンディションを整えることを最優先にして、ハイクオリティーなプレーができるように頑張りたい」と古賀。男子は昨秋に出場を決めた。女子も続いてみせる。

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