Wリーグ 富士通が16年ぶり2度目V 町田瑠唯が涙&歓喜「やっと優勝できました~!」 敗れたデンソー・エブリンは悔し涙

 「Wリーグ・プレーオフファイナル、富士通89-79デンソー」(15日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 2戦先勝方式のファイナル最終戦が行われた。富士通がデンソーを89-79で撃破。2007~08年シーズン以来、16年ぶり2度目の優勝を果たした。

 8得点、9アシストと活躍した町田瑠唯は、勝利を告げる終了のブザーが鳴り響くと、ユニホームで顔を覆い涙。「最高です。入団してから応援してくれた人に、やっと恩返しできた。(チーム)みんなが素晴らしかった」と喜び、「やっと優勝できました!ありがとうございました」と大声でファンに感謝した。

 第1クオーター(Q)は23-22とほぼ互角。富士通は第2Qから林咲希の3点シュートや、宮澤夕貴の懸命なリバウンドで徐々にペースを握り始めた。第3Q開始直後に3点差まで詰められる場面もあったが、町田の長距離砲で悪い流れを断ち切り、最後はリバウンド総数で12の差をつけた富士通が、勝利した。

 敗れた14日の第2戦は、オフェンスリバウンドで劣勢となり敗れた。この日は、その反省を生かした形。チーム最多の18得点でMVPに選ばれた宮澤は「昨日(第2戦)負けた原因が相手のリバウンド。絶対全員で取ろうと臨んで、今日は気持ちが出たと思う」と大きくうなずいた。

 一方、デンソーは、皇后杯との2冠はならず。両チーム最多の23得点と奮闘した馬瓜エブリンは、観客席に一礼したあと顔を上げられず、涙を流した。

 13日から始まったプレーオフファイナル。第1戦は富士通が64-57、第2戦はデンソーが73-62で勝利。2戦先勝方式の最終戦を両チーム1勝1敗で迎えていた。

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